アスベストの代替品
ノンアスベスト製品
アスベストの使用が禁止あるいは激減している欧米諸国を中心に、アスベスト代替品の開発が進められています。日本でも、すでに様々な代替品が販売されています。
鉄骨の耐火被覆、ビルの断熱・防音用などの吹き付け材は、1975年以降、アスベストの使用が原則的に禁止され、ロックゥール(岩綿)が使用されるようになりました。
現在、アスベストの9割以上は建材に使用されていますが、建材のノンアスベスト化も進められています。内装材では、1986年にアスベスト含有ピータイルの生産が中止され、その後はノンアスベストのピータイルが生産されています。
外壁に使用されるサイディング材も、一時はアスベスト製品が多かったのですが、近頃はノンアスベスト製品が主流になっています。
倉庫や工場などの屋根・外壁、鉄道のプラットホームの屋根などによく使用される波形スレートの代替品は、浅野スレートが販売しています。折板と呼ばれる金属性の波形屋根材もよく使用されています。
建材用の代替品
現在、アスベスト建材の中で最も生産量が多いのは、住宅屋根用化粧石綿スレートです。その代替品は積水化学工業、大建工業、クボタなどから販売されています。昔から使用されている粘土瓦、厚形スレート、セメント瓦、アスファルトシングルなどの住宅用屋根材も、ノンアスベスト製品となります。
こういった建材用の代替品には、パルプ、ビニロンなどが使用されています。ビニロンは日本で開発された合成繊維ですが、海外でアスベスト代替繊維として注目され、日本でも代替繊維として使用されるようになりました。
代替繊維は安全性が十分確認されないまま使用されているのが現状です。