使用禁止にするには
関心の薄さ
日本でアスベストがいまだに使用されている最も大きな原因は、行政、メーカー、建設業者、医師、市民など、日本の社会全体が、アスベストの危険性と使用の実態をよく知らないことにあります。
欧米諸国と比べると、日本ではアスベスト被害の報告がまだ少ないことも市民の関心が薄い原因のひとつとなっているようです。
ですが、本当はアスベストが原因で死亡した人でも、医師がアスベストのことを知らないために、アスベストが原因と気づかない場合もあります。肺炎と診断された人の肺を検査した結果、アスベスト肺と判明したケースもあります。
アスベスト建材の不使用
こういったことを防ぐために、次のような方策が考えられます。
社会の関心を喚起するためには、身近なところでいまだにアスベストが使用されている事実を知らせる必要があります。
近頃の戸建て住宅は西洋風の外観のものが多くなり、薄い瓦が多く使われています。しかし、ほとんどの人が、あの薄い瓦の大部分にアスベストが使用されていることを知らないはずです。
もし、家を新築または改築するとき、アスベスト建材を使用しないよう、建設業者に注文をつけましょう。都内の新築工事なら、ノンアスベスト製品を使うよう求めることができます。
また、地方自治体の建物にアスベスト製品を使用しないように要望することで、アスベストに関する地方自治体の認識が深まります。アスベスト建材を使用しないことが、アスベストの使用を禁止する一番の近道なのです。