日本での使用
世界各国の禁止
ヨーロッパ、イギリス、フランス、米国、オーストラリアなどではアスベスト使用は禁止されています。しかし、日本はいまだに年間約20万トンものアスベストを輸入して使用しています。
国際的には、国際労働機構(ILO)のアスベスト条約が発効していて、青石綿の使用を禁止しています。日本はこのILO条約さえも、いまだに批准していないのです。
もっとも、日本石綿協会は1985年に青石綿の使用を廃止し、1993年には茶石綿の使用を廃止したとしています。
こうした動きを受けて、1995年に労働省は労働安全衛生法施行令弟16条を改正し、青石綿あるいは茶石綿の使用、製造、輸入、販売、提供、を禁止しました。
ただ、使用禁止といっても新たに使用することを禁止するだけで、1995年以前に使用された青石綿あるいは茶石綿は放置されたままです。また、白石綿の使用はいまだに禁止されておらず、年間約20万トンも使われています。
白石綿の使用
では白石綿は安全なのかというと、そうではなく日本の労働省も白石綿は発ガン物質と認定していますし、日本石綿協会も「健康への影響が最も少ない」の表現で、白石綿も健康に有害であることを認めているのです。
アスベスト業界は「アスベストは管理して使用すれば安心」と主張しています。
しかし、アスベスト製品製造工場の中はともかく、アスベスト製品を取り扱う現場では、アスベスト繊維を飛散させないように厳密に管理することは、ほぼ不可能と言っても間違いではないでしょう。