アスベストのとれる場所・国
最大産出国はロシア
アスベストは天然の鉱物繊維で、地下に埋まっています。アスベスト鉱山の多くは露天掘りです。アスベストを含む岩石を掘り出して、粉砕し、アスベスト繊維を取り出していくという方法が採られているようです。
アスベストの最大の産出国はロシア共和国です。カナダがこれに次ぎ、ロシアとカナダで全世界の産出量の7割を超えているのです。南アフリカのケープ地方とトランスバール地方で青石綿と茶石綿が産出されていた以外は、すべて白石綿となっています。
欧米諸国では、アスベストの使用禁止・削減が相次ぎ、アスベスト産出量は1976年をピークに減少しつづけています。
日本にもアスベスト鉱山があった
日本にも小規模なアスベスト鉱山はありました。第2次世界大戦中、カナダからの輸入が途絶えたため、戦艦や戦闘機に必須の軍需物資アスベストを自給する必要に迫られ、全国のアスベスト鉱山開発が国策で進められてきました。
大部分は敗戦とともに閉鎖されましたが、北海道富良野市のノザワ鉱山だけは現在も操業しているようです。アスベストを新たに掘り出すことはせずに、一度アスベスト繊維を取り出したあとの鉱さいから、短繊維のアスベストを年産5千トン程度回収しています。
日本で使われているアスベストの約98%は輸入されています。主な輸入先は、カナダ、南アフリカとロシアです。近頃はジンバブエ、ブラジルからも輸入されているようです。