ビル解体現場・新築現場
ビル解体時
耐火性を高めるために、ビルにはアスベストが多く使用されています。ビルを解体する場合のアスベスト対策は労働安全衛生法で次のように規定されています。
○事前に吹き付けアスベストだけではなく、全てのアスベスト含有製品の使用状況を調査・記録する
○吹き付けアスベストがある場合には、労働基準監督署(労基署)に届け出る
○アスベストの飛散を防止しながらアスベストを除去する
ですが実際には、アスベスト対策をしないまま解体してしまう場合が多いようです。
阪神・淡路大震災の被災地では、アスベストを除去しないまま解体するケースが相次いだため、3月末頃からビル解体費だけでなく、吹き付けアスベスト除去費も公費で負担するようになったのです。
ですがその後も、吹き付けアスベストを除去しないまま解体するケースがあとを断たないのが実情です。また、ゼネコンの現場責任者が吹き付けアスベストを見ても、アスベストと判別できないとさえ言われているのです。
新築現場
新築現場からもアスベスト繊維が飛散している例が多いようです。住宅屋根用化粧石綿スレート、石綿スレートをはじめ多くのアスベスト含有建材がいまだに使用されています。
現場で建材を切ったり打ち付けたりするとき、大量のアスベスト繊維が飛散します。労働省は除じん装置付きのこぎりなど、新築時のアスベスト飛散防止対策マニュアルを作成しています。
ですが、大手のところでも新築時のアスベスト対策は何もしていないケースが結構あるようです。