ドライヤーとベビーパウダー
ヘアードライヤー
アスベストは熱に強く、絶縁性も優れているので、ドライヤーやトースターなどの絶縁材として使用されてきました。ある調査によると、ヘアードライヤーの28%、トースターの23%、電気オーブンの12%にアスベストが使われていたそうです。
ヘアードライヤーではヒーター保持材、熱シールド材としてアスベストが露出状態で使用されていました。送風口からのぞいて見て、ヒーター保持材が白色のものはアスベスト
の可能性があるとしています。
トースターの場合は、ヒーター取り付け部材とポップアップ型トースターのヒーター保持材として使用されました。ヒーター取り付け部材は隠れた場所にあり、ヒーター保持材は露出状態でした。
上から覗いて見て、ヒーター保持材が白色のものはアスベストの可能性があるということになります。
電気オーブン、電気ストーブ、電気こたつのヒーター取り付け部材にも使われていましたが、露出はしておらず、電子レンジ類への使用例はなかったそうです。
ベビーパウダーにもアスベスト
1986年、ベビーパウダーにアスベストが含まれていることがマスコミで報道されて、大きな問題になりました。ベビーパウダーの主成分はタルクと呼ばれる鉱物の粉末ですが、これにアスベストが混入していたのです。
地中でタルクができる条件がアスベストの場合とよく似ているため、タルクと一緒にアスベストが生成していることがあります。厚生省が各メーカーに対して、アスベストが検出されないことを確認したタルクだけを使用するよう通知を出しました。
タルクはベビーパウダーのほか、化粧品、製紙、農薬、医薬品、磁器硝子、ゴム製品製造など様々な分野で使用されているのです。これら全てのタルクについてアスベストを検査しているのかどうかは不明です。