アスベストの被害が大きい職業
アスベストを扱う職業
アスベストの被害は、仕事の直接の対象としてアスベストを扱う職業の人に多い、ということは確実に言えます。アスベスト鉱山労働者、アスベスト製品製造工場労働者、アスベスト吹き付け労働者、大工、建築物解体労働者、港湾労働者などが挙げられます。
その他に、その仕事を成し遂げるためにアスベストを用いる職業の人にも被害が発生しやすいといえます。造船労働者、断熱・保温労働者、ゴム製品製造労働者などがこれにあたり、その被害は深刻なものです。
アスベストを扱わない職業も
さらに、アスベストを扱わない職業に携わる人にも、その職場環境にアスベストが含まれているために被害が発生しています。
ボイラー運転管理・整備労働者、発電労働者、プラント労働者、船の乗組員(船員、軍人)、学校労働者(管理作業員、教員)などが該当しています。
四国には火力発電所の労働者で、定期検査時にはボイラー室内は断熱材・絶縁体として使用されたアスベストの粉じんが充満している状態で、さらに修理作業に伴い、新たにアスベストが粉じんとなって飛散する、という状況で40年に渡って働き、在職中に悪性中皮腫で亡くなったというケースがありました。
イギリスやオーストラリアでは、学校の教員がアスベストスレートや暖房ダクトのために悪性中皮腫になって死亡しています。
ここに列記した職業は、実際に被災者が報告されているものですが、他の職業もアスベストによる危険とは無関係とは言い切れません。
特にこれから被害が顕在化する可能性がある職業として、廃棄物処理に携わる労働者、俳優など舞台芸術関係者、消防士などが考えられます。