建物のアスベストの調べ方
建物の設計図書を調べる
鉄骨造り、鉄筋コンクリート造り、あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物にはアスベストが吹き付けられていることがあります。吹き付けアスベストの有無を確認するためには、2つの方法があるのです。
まず、建物の設計図書を調べる方法です。矩計図、平面図、あるいは内部仕上表に「吹き付け」とか「アスベスト吹き付け」などと明記してあれば、しめたものです。
ただ、吹き付けがあるのに「吹き付け」と明記してない場合や、設計図書には「ロックゥール吹き付け」と書いてあるのに実際はアスベスト吹き付けであったり、その逆の場合もあります。
建築関係者が「こんな所にあるはずがない」と言っていたモルタルの二重壁の間に青石綿が吹き付けられているのが発見されました。設計図書の調査だけではなく、実際の建物を実施検査することが重要です。
建物の実地検査
もうひとつの方法は、建物の実地検査です、吹き付けがあるかどうか、天井や壁を検査します。天井板が張られている場合は、天井板の奥も検査しなければいけません。原則として、鉄骨は吹き付けあるいは耐火被覆板で耐火被覆されているはずです。
吹き付けがあれば、分析業者などに依頼してサンプルを採取し、分析してもらいます。一般的に分析は、X線回折を行い、アスベストに特徴的なピークがでるかどうかで判断します。
アスベストの吹き付けは1975年に禁止されたので、それ以降に建てられた建物にはアスベスト吹き付けは無いと考えている人もいるようですが、そうではありません。
1976年以降もロックゥール吹き付けに5%以下のアスベストを混ぜた場合があるので、主成分はロックゥールでもX線回折で検査をしてもらったほうがいいでしょう。