吹き付けアスベストの処理
むき出しの場合は注意
吹き付けアスベストはアスベストにセメントと結合材を混ぜてあります。年月とともにセメントや結合材が劣化し、アスベストが飛散するようになります。飛散の程度は吹き付けアスベストの劣化状況、室内の空気の流れ、湿度によって異なります。
アスベストを吹き付けてある部屋でクーラーを運転したなら、大量のアスベスト繊維が飛散してしまいます。
吹き付けアスベストがむき出しになっている場合には、アスベスト繊維が飛散していることは明らかなので、何らかの処理が必要になります。ただ、鉄骨の吹き付けなど天井板や壁板が張ってあり、むき出しになってない場合にはすぐに処理する必要はありません。
3つの処理方法
吹き付けアスベストの処理には3つの方法があります。
□除去
吹き付けアスベストを取り除く
□封じ込め
アクリル樹脂などの飛散防止剤を吹き付け、浸透させて、吹き付けアスベストを固める
□囲い込み
吹き付けアスベストの室内側に天井板などを張り、室内へのアスベストの飛散を防ぐ
除去はは根本的な対策です。封じ込め、囲い込みは一時的な処置といったところでしょうか。当座の費用は除去よりも低価格ですが、建物を解体するときには再び除去しなければならず、結局はコスト高になってしまいます。
小中学校の吹き付けアスベスト処理の8割はは除去で、封じ込めと囲い込みがそれぞれ1割程度と言われています。米国環境保護庁(EPA)は、極めて狭い面積の吹き付けの場合にのみ、囲い込みを認めています。
どの方法をとるにしても、アスベスト飛散防止対策が必要となるので、専門業者に依頼する必要があります。